テーブル天板の種類と選び方

テーブル天板の種類と選び方

目次

テーブル天板の種類

テーブル天板の種類を、ご紹介しますので商品選定にお役立てください。※各項目は参考値であり保証値ではありません。熱い物を置く場合は鍋敷きなどを使用し、薬液使用後は優しく水拭きで拭き取ってください。

メラミン天板

天面にメラミン化粧板を貼ったテーブル天板です。メラミン化粧板は厚さ1mm程度のプラスチック板で、水や熱に強く、表面硬度が高いため傷付きにくい素材です。鉛筆硬度試験では最高級の8H~9Hを誇ります。汚れが落ちやすいため、メンテナンスが容易で、人工素材のため均一な品質の製品を大量かつ低コストで調達することが可能です。多彩な色柄や機能を持つメラミン化粧板と様々なエッジ材の組み合わせにより、幅広いデザインと機能性からお選びいただけます。

メラミン天板・共巻エッジ

メラミン天板・共巻エッジ

天面とエッジに同柄のメラミン化粧板を接着したテーブル天板で、コーナーはピン角(直角)になります。

物性
耐水性
エッジ継ぎ目部分からの水の侵入に注意します。
硬度
8H~9H
耐熱
180℃程度
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
強い耐性があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

ショップや、カフェ、居酒屋、バー、クラブ、スナックなど飲食店全般に適合します。

メリット
  • 水や熱に強く、表面硬度が高いため傷つきにくいです。
  • 汚れにくく、汚れが落ちやすいため、メンテナンスが容易です。
  • 天面とエッジが同素材のため一体感のある仕上がりです。
  • 芯材に安定性の高い再生木材を使用し、裏面にメラミン化粧板と伸縮率が同じ硬質バッカー材を貼る事で反りを防ぎます。
  • 天面に貼るメラミン化粧板の落としを木口材として使用することで、優れたコストパフォーマンスを発揮します。
デメリット
  • 硬い反面、靭性(粘り強さ)に欠けるため、エッジ部に強い衝撃が加わると割れや欠けが生じる場合があります。
  • 継ぎ目部分にメラミン化粧板のコア部が露出するため、線が入っているように見える場合があります。

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メラミン天板・樹脂エッジ

メラミン天板・樹脂エッジ

天面にメラミン化粧板、エッジにABS樹脂エッジ(一部アルカリ樹脂)を接着したテーブル天板です。コーナーは、ピン角(直角)になります。コーナーのR仕上も特注で対応致します。

物性
耐水性
エッジ継ぎ目部分からの水の侵入に注意します。
硬度
天面8H~9H・エッジ2B
耐熱
天面180℃程度・エッジ70~100℃
エッジ耐衝撃
衝撃吸収に優れています。
耐アルコール
天面は強い耐性があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

カフェ、居酒屋、バー、クラブ、スナックなどの飲食店、オフィス、ショップなどの幅広い用途に適しています。

メリット
  • メラミン化粧板は、水や熱に強く、表面硬度が高いため傷に強くメンテナンスが容易です。
  • 意匠性、耐久性、耐衝撃性に優れた樹脂エッジを採用しています。
  • エッジ部に2Rの丸面取りを施しており、安全性と手当たりが改善します(2mm厚のエッジのみ)。
  • 芯材に安定性の高い再生木材を使用し、裏面にメラミン化粧板と伸縮率が同じ硬質バッカー材を貼る事で反りを防ぎます。
  • 樹脂エッジはメラミン天板・共巻エッジより防水性に優れます。
デメリット
  • 樹脂エッジは、硬度や耐熱性がメラミン化粧板より低いため、高熱や鋭利な物質で傷が付く場合があります。
  • 色柄の選択肢がメラミン天板・共巻エッジに比べて限られます。

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メラミン天板・ソフトエッジ

メラミン天板・ソフトエッジ

天面にメラミン化粧板を使用し、エッジには衝撃吸収性能の高い軟質樹脂を採用したテーブル天板です。丸形ソフトエッジ(天板側面の溝に打ち込むタイプ)と、フラットソフトエッジ(3mm厚のエッジ材を貼り付けるタイプ)があり、コーナーはどちらも30Rとなります。

物性
耐水性
エッジ継ぎ目部分からの水の侵入に注意します。
硬度
天面8H~9H・エッジ4B
耐熱
天面180℃程度・エッジ70~90℃
エッジ耐衝撃
高い衝撃吸収力を持ちます。
耐アルコール
天面は強い耐性があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

介護施設、幼児施設、スタジオ、ペット可の飲食店など安全性が求められる施設におすすめです。イベントなど設置や撤去が頻繁で衝撃吸収性能が求められる用途や、フライト収納機能などで天板部が稼働するテーブルに適しています。

メリット
  • メラミン化粧板は、水や熱に強く、表面硬度が高いため傷に強くメンテナンスが容易です。
  • 衝撃吸収性に優れたソフトエッジと、30Rのコーナーの採用により安全性に優れています。
  • エッジの継ぎ目が少ないため、スマートな仕上がりです。
  • 芯材に安定性の高い再生木材を使用し、裏面にメラミン化粧板と伸縮率が同じ硬質バッカー材を貼る事で反りを防ぎます。
デメリット
  • ソフトエッジは軟質素材の為、熱や鋭利な物質により変形や破損の恐れがあります。
  • エッジを打ち込むタイプは、木口部分に接着剤を塗布していない為、水が芯材に吸収されやすく、エッジ部の傷や変形による水の侵入に注意が必要です。

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メラミン天板・木製エッジ

メラミン天板・木製エッジ

天面にメラミン化粧板を使用し、エッジには衝撃に強いアッシュ材の木縁を採用したテーブル天板です。8mm巾でスクエア形状の角形木縁と、20mm巾で船底に似た形状の船底形木縁があり、コーナーはどちらも5Rとなります。

物性
耐水性
エッジ継ぎ目部分からの水の侵入に注意します。
硬度
天面8H~9H・エッジF~1H
耐熱
天面180℃程度・エッジ100~120℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
天面は強い耐性があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

角形木縁は伝統的な和テイストで、喫茶店、居酒屋、蕎麦屋、和食店に人気があります。船底形木縁はモダンな雰囲気で、カフェ、レストランやバーなどの飲食店におすすめです。

メリット
  • メラミン化粧板の優れた耐久性と、天然木の木縁が持つ温かみのある見た目の両方を兼ね備えています。
  • メラミン化粧板は水や汚れに強く、木縁もウレタン塗装されているため、日常のお手入れが非常に簡単です。
  • エッジ材に、野球のバットにも採用される丈夫なアッシュ材を採用しています。
  • 船底形木縁は、テーブル天板が薄く見えるためシャープな印象を与えます。
  • コーナー部は5Rの面取りが施されており、優しい手触りを実現しています。
デメリット
  • 木縁は、強い衝撃によって傷やへこみが発生するため注意が必要です。
  • 木縁は、熱や薬品の影響で色が変わることがあるため注意が必要です。

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メラミン天板・アルミエッジ

メラミン天板・アルミエッジ

天面にメラミン化粧板、木口に金属のアルミエッジを取り付けたテーブル天板です。ツヤのないアルマイト加工を施したフラットタイプと、アルマイト加工後に化学研磨によりツヤを出した波型タイプがあります。

物性
耐水性
エッジ継ぎ目部分からの水の侵入に注意します。
硬度
天面8H~9H・エッジ2H
耐熱
天面180℃程度・エッジ100~120℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
天面は強い耐性があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
エッジ部が腐食する可能性があります。
主な用途

光沢のある波型タイプは、光を反射させ空間を華やかに演出します。特にゴールド色は煌びやかで、ナイトクラブで良く採用されています。マットなフラットタイプは、シックな雰囲気で、カフェやショップに採用されています。高級感のあるブロンズ色のマットタイプは、ホテルのラウンジなどのグレード感のある空間におすすめです。

メリット
  • メラミン化粧板の優れた耐久性と、アルマイト加工の美しい外観が融合し、長く美しく使用できます。
  • メラミン化粧板は水や汚れに強く、アルマイト加工は錆びにくいため、日常のお手入れが非常に簡単です。
  • アルマイト加工は熱伝導性が低いため、触れた時の金属特有の冷たさが軽減されます。
  • 光沢タイプとマットタイプの2種類があり、雰囲気に合わせて選ぶことができます。光沢タイプは華やかな印象、マットタイプは高級感のある印象を与えます。
デメリット
  • アルミは堅牢な素材ですが、鋭利なものによって傷がついたり、強い衝撃や高熱により塗膜が割れることがあります。
  • エッジを天板側面に打ち込むタイプで接着剤不使用のため、水が侵入した場合、芯材に吸収されやすく注意が必要です。

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天然木天板

天然木を仕上げ材として使用したテーブル天板です。天然木は自然の象徴として、温もりと安らぎを与え、その希少価値から高級感を演出します。古くからテーブル天板用素材として使用されており、突板、集成材、無垢材といった多様な加工技術と仕上げ方法が用意されています。様々な樹種と高いデザイン性を持つエッジの組み合わせが可能で、塗装色やツヤの有無など多彩なカスタマイズが可能です。ウレタン塗装の表面硬度は、樹種によりますがF~1Hとなります。

天然木突板天板・共巻エッジ

天然木突板天板・共巻エッジ

天面に突板を貼り、木口に同樹種の突板単板テープを貼り付けたテーブル天板です。突板は、天然木を薄くスライスした板材で、表面に使用することで天然木の美しさを活かしつつ、材料のコストを抑えることができる優れた技法です。塗装は、艶を抑えた高級感のあるウレタン塗装仕上げです。

物性
耐水性
ウレタン塗装面の傷に注意します。
硬度
F~1H
耐熱
100~120℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
強くこするとツヤ感が変わる事があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

オーガニック志向のショップや、自然素材を好むレストラン、バー、カフェにおすすめです。

メリット
  • 無垢材に比べて安価に天然木の風合いを楽しめます。
  • 再生木材を、芯材に採用しているため反りや割れのリスクが軽減されます。
  • ウレタン塗装により、水シミや汚れに強く、メンテナンスが容易です。
  • 同樹種の突板単板テープを使用することで、天板全体に統一感があり、美しい仕上がりになります。
  • 天然木ならではの経年変化を楽しめ、天板と突板の間に色差が生じにくいので、より自然な風合いが得られます。
デメリット
  • 樹種により木目の凹凸で、筆記作業に影響を与える場合があります。
  • 突板は薄いため深い傷がつくと、芯材が露出する場合があります。
  • ウレタン塗装は丈夫ですが、熱い物を置いた際に変色したり、アルコール消毒により艶に変化が出る場合があります。
  • 木口テープは、無垢材木口面の縦横の違いを再現できないため、木口から見た際に人工的な印象を受けることがあります。
  • コーナーがピン角のため、角で怪我をするリスクがあります。

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天然木突板天板・木製エッジ

天然木突板天板・木製エッジ

天面に突板を貼り、木口にアッシュ材の木縁を取り付けたテーブル天板です。突板は、天然木を薄くスライスした板材で、表面に使用することで天然木の美しさを活かしつつ、材料のコストを抑えることができる優れた技法です。塗装は、艶を抑えた高級感のあるウレタン塗装仕上げです。

物性
耐水性
ウレタン塗装面の傷に注意します。
硬度
F~1H
耐熱
100~120℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
強くこするとツヤ感が変わる事があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

レストランやバー、カフェなど上質で落ち着いた雰囲気を求める空間におすすめです。

メリット
  • 無垢材に比べて安価に天然木の風合いを楽しめます。
  • 再生木材を、芯材に採用しているため反りや割れのリスクが軽減されます。
  • ウレタン塗装により、水シミや汚れに強く、メンテナンスが容易です。
  • エッジ材に、野球のバットにも採用される丈夫なアッシュ材を採用しています。
  • 船底形木縁は、テーブル天板が薄く見えるためシャープな印象を与えます。
  • コーナー部は5Rの面取りが施されており、優しい手触りを実現しています。
デメリット
  • 樹種により木目の凹凸で、筆記作業に影響を与える場合があります。
  • 突板は薄いため深い傷がつくと、芯材が露出する場合があります。
  • ウレタン塗装は丈夫ですが、熱い物を置いた際に変色したり、アルコール消毒により艶に変化が出る場合があります。
  • 天面と木口材が異素材のため、経年変化に差異が生じる場合があります。
  • 木縁は丈夫なアッシュ材を採用しておりますが、衝撃を受けるとへこみや傷がつくことがあります。

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天然木集成材天板

天然木集成材天板

天然木集成材天板は、数センチ大の厳選された小角材を接着剤で貼り合わせて作られたテーブル天板です。集成材は、資源の有効活用により、環境への配慮と抜群のコストパフォーマンスを発揮する優れた技法です。丈夫な塗膜を作るウレタン塗装仕上げです。

物性
耐水性
ウレタン塗装面の傷に注意します。
硬度
F~1H
耐熱
100~120℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
強くこするとツヤ感が変わる事があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

ショップや、カフェ、レストランにおすすめです。

メリット
  • 無垢材に比べて安価に天然木の風合いを楽しめます。
  • 資源の有効活用により、環境に負荷が少ない製品です。
  • 貼物には無い、ソリッド感のある天然木の質感が楽しめます。
  • 小角材を貼り合わる技法により、反りや割れを大幅に減少させる事ができます。
  • ウレタン塗装により、水シミや汚れに強く、メンテナンスが容易です。

デメリット

  • 樹種により木目の凹凸で、筆記作業に影響を与える場合があります。
  • 小角材の集合体のため、無垢材に比べ天然木としての存在感は劣ります。
  • ウレタン塗装は丈夫な塗膜を作りますが、熱い物を置いた際に変色したり、アルコール消毒により艶に変化が出る場合があります。

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天然木無垢材天板

天然木無垢材天板

天然木無垢材天板は、天然木から製材した無垢材で作られたテーブル天板です。テーブル天板の奥行に応じて数枚の無垢板材を、接ぎ合わせて使用します。塗装は、丈夫な塗膜を作りメンテナンス性に優れたウレタン塗装と、木材の自然な質感を楽しめるオイル塗装からお選びいただけます。

物性(ウレタン塗装)
耐水性
ウレタン塗装面の傷に注意します。
硬度
F~1H
耐熱
100~120℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
強くこするとツヤ感が変わる事があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りが必要です。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
物性(オイル塗装)
耐水性
シミや汚れがつきやすいですが、セルフメンテナンスが可能です。
硬度
4B~1H
耐熱
樹種により差があります。
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
オイル塗装を浸食する場合があります。
耐次亜塩素酸水
変色の可能性があります。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
変色の可能性が高いです。
主な用途

カフェ、居酒屋、バー、クラブ、スナックなどの飲食店、オフィス、ショップなどの幅広い用途に適しています。

メリット
  • 天然木の醍醐味である唯一性や重厚感を、最も味わえるテーブル天板です。
  • ウレタン塗装は、水シミや汚れに強く、メンテナンスが容易です。
  • ウレタン塗装は、乾湿による反りや割れの発生を緩和します。
  • オイル塗装は、表面に塗膜ができないため天然木の自然な質感を感じられ、保湿と多少の撥水効果があります。
  • オイル塗装の場合、多少の汚れや傷は自分でメンテナンス可能です。
  • 特性を理解し適切に扱う事で、非常に長持ちし、時を経るごとに味わいを増します。
デメリット
  • 樹種により木目の凹凸で、筆記作業に影響を与える場合があります。
  • 反りや割れが起きやすく、特にオイル塗装に注意が必要です。
  • 柄のコントロールが基本的に出来ない為、お好みの柄に仕上がらない場合があります。
  • ウレタン塗装は、丈夫な塗膜を作りますが、熱い物を置いた際に変色したり、アルコール消毒により艶に変化が出る場合があります。
  • オイル塗装は、水シミや汚れ、細かい傷が付きやすく、定期的なお手入れが必要です。各種消毒液は変色の原因になるため使用できません。

人工大理石天板

ポリエステル系樹脂を用いて大理石の美しさを再現したテーブル天板です。天然大理石を高いレベルで表現しながら、天然石の1/3程度の軽量化、限りなく0%に近づけた吸水率、抜群のコストパフォーマンスを達成しています。天然石粉チップの混入や大理石柄を表現した製品から、本磨きにより天然石のようなマットな仕上がりまで幅広いバリエーションを持ちます。天板内部に芯材として積層合板を内蔵しており、ネジ止め施工が可能です。表面硬度は3H~5Hで十分な硬度があります。

人工大理石天板・みかげ

人工大理石天板・みかげ

ポリエステル系樹脂に天然石粉チップを混入し、人工的に大理石の美しさを再現したテーブル天板です。表面は光沢のあるゲルコート仕上げです。

物性
耐水性
耐水性に優れています。
硬度
3H
耐熱
耐熱50~60℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
複数回の使用で、変色の可能性があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りを推奨します。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

ナイトクラブやバーなどムーディーな空間におすすめです。

メリット
  • 表面仕上げのゲルコートは、陶磁器の釉薬のような光沢と艶を与え、上質な石粉チップと調和し、高級感のある空間を演出します。
  • 高い強度で知られるポリエステル樹脂を使用しており、吸水率がほぼ0%で水シミや汚れに強く、長期間美しい状態を保ちます。
  • 天然石の約1/3の重量のため、扱いやすく、移動も平易に行えます。
  • コーナー部は3Rの面取りが施されており、優しい手触りで、安全性も高くなっています。
  • 芯材に積層合板を使用しているのでネジ止め施工が可能です。
デメリット
  • 熱や紫外線によって黄変や劣化が発生する可能性があります。
  • 硬い素材のため、強い衝撃を受けると破損する可能性があります。
  • 天然石に比べ軽量ですが、メラミン天板と比較するとやや重いため、注意が必要です。

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人工大理石天板・マーブル

人工大理石天板・マーブル

ポリエステル系樹脂に、オニックス柄を特殊塗料で表現し、宝石のような美しさを再現したテーブル天板です。表面は光沢のあるゲルコート仕上げです。

物性
耐水性
耐水性に優れています。
硬度
3H
耐熱
耐熱50~60℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
複数回の使用で、変色の可能性があります。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りを推奨します。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

ナイトクラブやバーなどムーディーな空間におすすめです。

メリット
  • 大理石の一種であるオニックス(縞メノウ)の模様を特殊塗料で表現した、美しい仕上がりの人工大理石天板です。
  • 表面仕上げのゲルコートは、強度と透明度に優れ、陶磁器の釉薬のような光沢と艶を与えます。
  • 高い強度で知られるポリエステル樹脂を使用しており、吸水率がほぼ0%で水シミや汚れに強く、長期間美しい状態を保ちます。
  • 天然石の約1/3の重量のため、扱いやすく、移動も平易に行えます。
  • コーナー部は3Rの面取りが施されており、優しい手触りで、安全性も高くなっています。
  • 芯材に積層合板を使用しているのでネジ止め施工が可能です。
デメリット
  • 熱や紫外線によって黄変や劣化が発生する可能性があります。
  • 硬い素材のため、強い衝撃を受けると破損する可能性があります。
  • 天然石に比べ軽量ですが、メラミン天板と比較するとやや重いため、注意が必要です。

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人工大理石天板・マット

人工大理石天板・マット

熱硬化させたポリエステル系樹脂を磨き加工し、天然石のようにマットな質感で仕上げたテーブル天板です。

物性
耐水性
耐水性に優れています。
硬度
5H
耐熱
耐熱50~60℃
エッジ耐衝撃
強い衝撃にご注意ください。
耐アルコール
ご使用いただけます。
耐次亜塩素酸水
水拭きによる拭き取りを推奨します。
耐次亜塩素酸
ナトリウム
500ppm以下に希釈してご使用ください。
主な用途

高い耐久性が求められるショップや飲食店などの各種施設におすすめです。

メリット
  • ソリッドな質感とマットな仕上げが、天然石のような重厚感と高級感を演出します。
  • 高い強度で知られるポリエステル樹脂を使用しており、吸水率がほぼ0%で水シミや汚れに強く、長期間美しい状態を保ちます。
  • 高い耐薬品性により、アルコール消毒も可能で、清潔に保てます。
  • 天然石の約1/3の重量のため、扱いやすく、移動も平易に行えます。
  • コーナー部は3Rの面取りが施されており、優しい手触りで、安全性も高くなっています。
  • 芯材に積層合板を使用しているのでネジ止め施工が可能です。
デメリット
  • 熱や紫外線によって黄変や劣化が発生する可能性があります。
  • 硬い素材のため、強い衝撃を受けると破損する可能性があります。
  • 天然石に比べ軽量ですが、メラミン天板と比較するとやや重いため、注意が必要です。

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テーブル天板の選び方

テーブル天板とは、テーブルの上部にある板のことで、テーブルトップとも呼ばれます。天板の上部の面を天面と呼び、側面の薄い面をエッジや木口と呼びます。テーブル天板は、素材だけでなく、塗装方法やエッジにより様々な特徴を持ちます。テーブル天板と少しでも長くお付き合い頂けるように、選び方のコツや注意点を4つのポイントにまとめましたので、ぜひお役立てください。

テーブル天板の商品一覧

【 ポイント1】 性能

テーブル天板選びで最も重要な性能について、作業性、耐久性、耐水性、メンテナンス性の4つの要素からご説明します。

作業性

作業性

テーブル天板は様々な種類があり、作業内容によって向き不向きがあります。例えば、マウスを使用する場合、一部の光沢のある天板は、マウスの動作不良を起こす場合があります。テーブル天板で書き物をする場合、木目柄の凹凸で、字がうまく書けない事があります。購入前に作業内容をにリストアップし、適合するテーブル天板を選ぶようにします。商品スペックだけでは判断が難しい場合は、ショップに直接確認しましょう。また、サンプル入手が可能であれば、実際の使い心地を実感できます。

耐久性

作業性

使用目的に応じた耐久性の高いテーブル天板を選ぶ事が重要です。例えば、使用頻度が高い飲食店の場合、柔らかい樹種の無垢材天板より、耐久性の高いメラミン天板が一般的には適合します。硬度を表す目安として鉛筆硬度が参考になります。鉛筆の芯の濃さが傷つきにくさを表しており9Hが最も硬度が高くなります。天面だけではなくエッジの耐久性にも注意が必要です。エッジの場合は、硬度だけではなく、耐衝撃性が重要となります。天板同士が頻繁に接触する用途の場合、硬度に優れたメラミン天板・共巻エッジより、衝撃吸収による耐衝撃性に優れたソフトエッジの方が長くお使いいただけます。

耐水性

作業性

耐水性は、テーブル天板の素材や仕上により大きく異なります。メラミン化粧板や人工大理石は吸水率が非常に低く、水シミや汚れが付きにくい特性を持っています。一方で、未加工の天然石や天然木は、シミや汚れが付きやすい傾向があります。ウレタン塗装は丈夫な塗膜で水に強いですが、内部の木材は水に弱いため、塗膜の傷などに注意が必要です。 メラミン天板は、表面は水に強いですが、内部は再生木材のため水の侵入を許すと破損の原因となります。特に、天面とエッジの継ぎ目からの水の侵入に注意し、水をこぼした際に水浸しのまま放置せず、拭き取ることで長持ちさせる事ができます。

メンテナンス性

作業性

テーブル天板は種類によりお手入れ方法や使用可能な消毒液などが異なります。メラミン天板やウレタン塗装の天板は特別なお手入れが不要ですが、オイル塗装の無垢材天板はオイルが時間と共に蒸発するため、定期的にオイルを塗り直すことが必要です。また、オイル塗装の無垢材天板は、小さな傷や汚れであればサンドペーパーと再塗装でご自分で補修可能です。アルコール消毒等の薬剤の使用に際しては、天板の耐薬品性に注意が必要です。各テーブル天板の耐薬品性については、「テーブル天板の種類」セクションでご確認頂けます。

【 ポイント2】 意匠とインテリアの調和

意匠とは、素材、色、仕上げ、形状、模様などの見た目を指します。テーブル天板を選ぶ際には、規則や禁止事項などは特にありませんが、インテリアスタイルを意識することで、統一感のある空間を実現できます。インテリアスタイルとは、内装や家具を一貫したテーマやコンセプトに基づいて選び、空間全体に調和と統一感をもたらすデザインアプローチです。業者やショップと、インテリアスタイルを共有する事により、イメージの伝達がスムーズになり商品を探しやすくなります。

北欧・ナチュラル

作業性

北欧・ナチュラルは、ミニマルで明るい色合いを基調としたテイストで、自然素材の天然木家具やパステルカラーのファブリック素材が馴染むインテリアスタイルです。

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モダン

作業性

モダンインテリアは、直線とモノトーンを基調としたテイストで、無機質な素材やレザーを使用した家具が馴染むインテリアスタイルです。

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和風・和モダン

作業性

和風・和モダンは、障子や畳など伝統的な日本の内装と、ソファや照明などの現代インテリアの要素を融合させたインテリアスタイルです。

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インダストリアル

作業性

インダストリアルは、鉄やコンクリート等の建築資材をむき出しにした無骨さを基調とし、使い込まれたヴィンテージテイストを融合させたインテリアスタイルです。

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クラシック

作業性

クラシックインテリアは、重厚感のある装飾的なインテリアが特徴で、こげ茶などのダークカラーを基調とした伝統的なインテリアスタイルです。

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色の対比効果

色は、背景色によって見え方が変わるため、ショップで見た印象とお部屋に設置した際に違和感を感じる場合があります。 事前に設置場所との対比を確認しておくと、色感の相違を防げます。

テーブル天板の色は空間全体に影響を与えますが、テーブル天板を使用する際は目線が下を向くため、床色との対比に着目すると良いでしょう。 床色との対比を確認する方法としては、なるべく大きなテーブル天板の色見本を入手して、設置する場所に実際に置いてみることがおすすめです。

サンプルが小さい場合、面積効果という現象で実際より濃く見える事がありますので、なるべく大きなサンプルを入手しましょう。 まずは色の方向性を決め、濃淡の異なるサンプルを複数入手し、順番に置いて比較すると決定しやすくなります。

【 ポイント3】 サイズ

サイズ

サイズは、使用目的と、設置場所に適したものを選ぶことが重要です。 使用目的は、食事用、ゆったりめ、4人用のように、使用感や使用人数を考慮して検討します。使用感は、体格や感覚など人によって異なる為、家具店やショールームで現物を確認することがおすすめです。

飲食店の業種ごとの適合サイズは、目安寸法が掲載されたプランニングアシストを参考にすると良いでしょう。椅子やテーブル脚が既に決まっている場合は、実際の使用状況を考慮して、収納に支障がないサイズを選ぶことが重要です。

設置場所は、テーブル天板がお部屋の広さに調和するか検討します。家具店やショールームは天井が高く広い場所に展示している事が多く、テーブル天板を小さめに錯覚してしまい、実際に設置してみると思ったより窮屈に感じる事があります。そういった事を避けるために、間取り図にテーブル天板を書き入れてご検討頂くのがおすすめです。ご検討の際は、使用時の動線も一緒に考慮することで、より的確なサイズをお選び頂けます。

関連ページ: 飲食店の椅子とテーブルの寸法

【 ポイント4】 コスト

コスト

コストはただ安ければいいわけでは無く、欲しいテーブル天板を適正な価格で購入する事が重要です。コストは、性能や素材の希少価値など様々な要因によって決まるため、高価格の天板が必ずしも高性能ではありません。メラミン化粧板は高価な天然石より耐水性に優れますし、ソフトエッジは高価なアルミエッジより衝撃吸収性に優れています。素材の希少性や性能など、どの要素を優先してテーブル天板を選ぶのか、目的を明確にすることが重要です。

価格検討のコツ

価格検討のコツは、仕様やサイズ、数量などを同じ条件で比べることです。似たような木目のテーブル天板でも、メラミン化粧板、突板、無垢材では、性能を含めて価格は大きく異なるため、見た目だけで判断せず、スペックで比較するようにします。ショップ間で比較する際に、どうしても同じ商品か判別できないときは、検討している商品名をショップに伝えるとスムーズに比較検討する事ができます。

テーブル天板は、材料の発注単位が決まっていたり、製造時に端材が出たりするため、材料や端材を効率的に使用できる定番商品が価格的に有利になります。定番商品とは、そのショップで在庫品に限らずサイズオーダーも含めて継続的に販売しているアイテムのことです。商品を探す際は、定番商品から検討するとコスト効率よく探す事ができます。

ショップ選びの重要性

定番商品から欲しいテーブル天板が見つからない場合、特注品の検討が必要ですが、選ぶショップには注意が必要です。特注対応ができないショップもあれば、不慣れなショップでは手違いや高額な料金が発生することもあります。

特注品のショップ選びのコツは、そのジャンルの品揃えが多く、サイズオーダーを得意としているショップを選ぶことです。また、テーブル天板選び全般に言える事ですが、コストを重視するあまり、不良品を購入しては元も子も有りません。不良品のリスクを避けるため、購入前の説明やサンプル提供などのサポートが充実しており、業界での実績や経験豊富なショップを選ぶことが重要です。