突板とはどんな板?

突板とは?特徴や種類を解説

突板は「つきいた」と読みます。耳慣れない言葉ですが、歴史はとても古く、古代エジプト時代やローマ時代の家具には、既に使用されていたそうです。どうして突板が生まれたのか?それは、希少価値の高い銘木を効率良く使うためにありました。突板とは何なのか?その特徴や種類をご紹介します。

目次

突板とは

突板とは

突板(つきいた)とは、希少価値の高い銘木などの木材から薄く削りだした板のことです。ノミという道具で木を突き、薄く削りだしたことに由来して突板と呼ばれています。削りだした突板をならべ、別の厚みのある板(合板)の表面に圧着します。これを天然木突板化粧合板と呼び、テーブルなどに使用します。

銘木の美しさと希少性

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突板の元となる銘木は、古来より富の象徴、人々の憧れでした。その価値を高めたのは、銘木の持つ美しさと希少性です。例えばウォールナットという樹種で奥行80cmの一枚板を取るには100年以上かかると言われています。また、現在では伐採が禁止されている屋久杉は、樹齢500年で直径がたった50cmの個体も。

大きな銘木を手に入れるには、昔から自生している自然の木を伐採する他ないため、価値が高いのです。

突板が生まれた理由

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貴重な銘木をできる限り有効活用するために、考え出されたのが突板です。途切れのない1枚の木で作られたテーブル天板を製作するには、テーブルの奥行より太い大木が必要です。また、1本の木から沢山の天板を取ることはできません。ですが、突板ならば、太さのない木から大量に製作することができます。

銘木をリーズナブルに楽しめる突板

突板は、美しい銘木の木目を、一枚板よりリーズナブルに、少しでも多くの方に楽しめるように生まれました。また、限りある資源である銘木を有効活用し、保護するという観点からも非常に重要な技法と言えます。商業施設等でまとまった台数の家具を天然木で検討する場合、有効な選択肢となるでしょう。

同じ樹種でも柄が変わる~柾目と板目

  • 柾目(まさめ)

    柾目(まさめ)

    木の中心部に向かって、垂直方向に削り出した木目を柾目(まさめ)と言います。年輪は直線のしま模様。反りが少なく調湿効果に優れています。1本の木材からとれる数が少ないため、高価な場合があります。

  • 板目(いため)

    板目(いため)

    木の中心部に対して、平行に削り出した木目を板目(いため)と言います。年輪は、山形や波形、または渦巻きの模様となって現れます。1本の木材から沢山とることができるため、安価な場合があります。

突板に使用される主な樹種

  • オーク

    オーク

    明るめのライトブラウンと細かな木目が柔らかい印象を与えます。どんなテイストのインテリアにも合いやすい木です。木目には、虎斑(とらふ)と呼ばれる虎の斑紋のような模様が入る場合があります。

  • ウォールナット

    ウォールナット

    紫色を帯びた深いダークブラウン色が一番の特徴です。その色合いは、他の樹種に着色して再現することは不可能と言われるほど、ウォールナットならではの色を持っており、大変人気のある銘木です。

  • ブラックチェリー

    ブラックチェリー

    桃色がかった明るい黄色みを帯びた色合いを持つ木です。経年変化により飴色と呼ばれる濃い赤褐色に。その色味が美しいため人気のある樹種です。ガムポケットと呼ばれる斑点や筋の模様が入る場合もあります。

  • アッシュ(タモ)

    アッシュ(タモ)

    ホワイトアッシュとも呼ばれ、白色の木肌が美しい木です。はっきりとした木目が特徴的です。色にくせがないため、カラフルな塗装を施された製品も数多くあります。和、洋どちらの店舗にも合いやすい木です。

  • メープル

    メープル

    光沢感のある木肌と黄色味がかった明るいライトブラウン色が特徴的な木です。木目は淡い色味で波状をしており、縮み杢や鳥眼杢(バーズアイ)など、珍しい模様が入ることもあります。

突板の注意点

突板はその構造から長期間水分を含んでしまうと、突板が芯材から剥がれてしまうことがあります。また天然の木を貼るため、色・木目の個体差があります。突板の厚みは約0.2~0.6mmほど。そのため、深い傷が付くと中の芯材が見えてしまいます。その場合、張り直しが必要となり、修復は困難です。

突板以外の化粧板

  • MC-M6T メラミン天板 6T系色 共巻きエッジ
  • AH-MBG 鏡面メラミン天板 鏡面ブラック ABS硬質エッジ
  • MC-MSDG 鏡面メラミン天板 鏡面大理石柄 ダーク系(スクラッチレス) 共巻きエッジ

突板は薄いとは言え自然の木、銘木そのものです。これに対し、メラミン化粧板など樹脂製の化粧板も存在します。普段目にする木目柄の家具が、実は人工であることは少なくありません。メラミン化粧板は高い技術により色合いや表面のエンボスがリアルに再現されており、天然の木と区別がつかない時もあります。

また、木に比べ耐久性が大変高く、抗菌仕様など機能もあり、様々な商業施設で採用されています。

関連ページ:メラミン化粧板とは?

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